「椎体形成術有効性論争」勃発? 昨年の衝撃的RCTに相反する結果の新研究
東京大学病院整形外科講師 竹下 克志
研究の背景:昨年発表された2つのRCTでは「効果なし」の結論
脊椎圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術は現在,世界中で広く行われている治療法である。以前レポートしたように(「プラセボ効果を超えない?椎体形成術に関する衝撃的な2研究」参照),昨年(2009年)のN Eng J Med(2009; 361: 557-568,569-579)に掲載された2つのランダム比較試験(RCT)は,効果なしと結論しており,脊椎疾患に携わる医師・業界関係者に驚きを与え,否定的な見解を表明する学会もあった。このほどLancet8月10日オンライン版に掲載された椎体形成術と保存治療とのオープンラベルのRCTであるVertosⅡ試験では,それらと反対に椎体形成術の優位性を明確に示す結果となっている。
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