[2010年8月5日]

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頚椎症性脊髄症の診断と治療最新の基礎・臨床知見を含めて

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 頚椎症性脊髄症は,発育性脊柱管狭窄という素因を有する者に頚椎の経年的変化による変形や不安定性によるすべり,さらには軽微な外傷などが加わった結果,脊髄が圧迫され,四肢に運動・感覚障害を生じる疾患である。本症は徐々に進行することが多く,重症度によっては手術が必要である。したがって,安易かつ長期に,漫然と保存療法を続けることによって,患者のquality of life(QOL)を損なうことは,厳に戒めなければならない。また,そのためには他疾患との鑑別も重要となる。第83回日本整形外科学会学術総会のランチョンセミナー36で「頚椎症性脊髄症の診断と治療―最新の基礎・臨床知見を含めて―」と題して講演を行った千葉一裕氏(慶應義塾大学整形外科准教授)は,そうした鑑別すべき疾患の1つとして筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)を挙げ,整形外科における鑑別診断が末期になるまで遅れることがないように,と注意を促した。

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