[2011年9月15日]

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“ワルファリンと同等に危険な薬”の認識で処方を,桑島巌氏

ダビガトラン出血死亡例問題についてJ-CLEAR理事長として語る

 新薬導入直後に重篤な有害事象が発生する連鎖が止まらない。昨年(2010年),DPP-4阻害薬シタグリプチンで重篤低血糖が多発,GLP-1受容体作動薬リラグルチドではインスリンからの切り替え時に死亡・高血糖例が続発した。その記憶がまだ新しい今年8月,新規抗凝固薬ダビガトラン(商品名プラザキサ)で,同薬との関連が否定できない5例の死亡が報告された。いずれも高齢者で,重篤な出血が死因と考えられている(関連記事)。今回の問題を重視した臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)では,新規抗凝固薬の処方に関する提言をいち早く発表している。小社ではJ-CLEAR理事長(東京都健康長寿医療センター副院長)の桑島巌氏に,提言の趣旨について詳しく聞いた。同氏は,新規抗凝固薬導入により心房細動患者における心原性脳塞栓症の予防が進むことを評価しながらも,ダビガトランに対する過信や誤解が不適正処方を招いたことを憂慮。「実地臨床においては,“ワルファリンと同等に危険な薬”との認識を持って処方してほしい」と呼びかけている(以下,同氏との一問一答)。

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