ARBの心房細動抑制効果はドイツのANTIPAF試験でも認められず
ESC2010で発表,日本のJ-RHYTHMⅡ試験と同様の結果に
今年(2010年)の第74回日本循環器学会総会で発表されたJ-RHYTHMⅡ試験では,高血圧合併の発作性心房細動へアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)もしくはCa拮抗薬が投与され,両薬での発作性心房細動の発生が比較されたが,差は認められなかった(関連記事)。第32回欧州心臓病学会(ESC Congress 2010)のHot Lineセッションでは,J-RHYTHMⅡ試験と同様に発作性心房細動患者を対象にARBの有効性をプラセボを対照に検証するANTIPAF※試験が発表された。ARB群における25%の発作性心房細動の発生抑制が仮説とされたが,ARB群とプラセボ群で差は認められず,今回もARBのアップストリーム療法としての有効性が否定される結果となった。St. Vincenz病院(独Paderborn)教授のA. Goette氏が報告した(心臓血管研究所研究本部長の山下武志氏による解説を掲載予定)。
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