「心不全における心拍数の意義を初めて明確に示した」
佐藤幸人氏がSHIFT試験を解説
スウェーデン・ストックホルムで開催中の第32回欧州心臓病学会(ESC Congress 2010)で大きな注目を集めたSHIFT試験(関連記事)は,新規薬剤である心拍数低下薬ivabradineの上乗せで中等度から重度の心不全患者の予後を改善する可能性を示した〔1次評価項目の「心血管死+心不全による入院」が有意(P<0.0001)に低下。その効果はおもに入院回避によるもの〕。一方で,9割程度に投与されていたβ遮断薬は推奨量への到達度が低く,心拍数もベースラインの平均値が80拍/分と多くなっていた。実地の心不全治療の厳しさと可能性を示した同試験を,日本の専門家はどう受け止めているのか。Doctor's Eye 循環器疾患でもお馴染みの兵庫県立尼崎病院循環器内科部長の佐藤幸人氏に聞いた(以下,SHIFT試験のポイントと,それに対する同氏のコメント)。
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