[2010年8月26日(VOL.43 NO.34) p.46]
海外の主要医学誌から Journal Scan
米国の成人糖尿病患者の4人に1人以上が網膜症に罹患
米国の成人糖尿病患者の4人に1人強が網膜症に罹患していると,米疾病管理センター(CDC)のグループがJAMAの8月11日号に発表した。
米国の糖尿病有病率は上昇しているが,糖尿病網膜症の有病率に関する最近のデータはない。同グループは,全国代表サンプルの横断調査である2005~08年の国民健康栄養調査から,40歳以上の成人糖尿病患者における網膜症の有病率を推計した。
その結果,米国の成人糖尿病患者における網膜症と失明の恐れのある網膜症の推定有病率は,それぞれ28.5%と4.4%であった。糖尿病網膜症は女性より男性糖尿病患者で多かった(25.7%対31.6%)。また,非ヒスパニック系白人と比べ非ヒスパニック系黒人は,糖尿病網膜症(26.4%対38.8%)と失明の恐れのある糖尿病網膜症(3.2%対9.3%)の有病率が高かった。
HbA1c高値,長い糖尿病罹病期間,インスリンの使用,収縮期血圧高値とともに,男性であることが糖尿病網膜症のリスクと関係していた。
